患者さんのこと その9 第八話

更新が上手くいかず、2日遅れの更新です。お待たせしました。

3年目に入った去年の3月、調子が良いと仰って下さって、毎年春と秋の終わりにあった喘息の発作がここ2年間起きていないことに気がついたと言って下さいました。

漢方薬は続けていると、その根本への手当がピタッと合って来て、枝先にあった色々な症状がドミノ倒しのように良くなって来る事があります。

本人にとっては、予期せぬ出来事でしょうが、ここまでの効果を実感して頂くのには、時間の経過と、深い信頼と、本人の規則的で持続的な服用がないと起こらないことです。

でも、この方、もっと劇的な事が起きました。

6月に入って、下肢に出る例年の痛みが今の所出ないと嬉しそうです。血圧も、120〜130/70〜80と落ち着いておられます。

帰られる頃になって、体重が8kg減ったとはにかみながら、話してくださいました。私の方は「えっ⁉️えぇっ……‼️」と本当に叫んでしまいました笑

血液が良くなって、利水も良くなった結果でしょう。 季節の変わり目に起きていたアレルギーの一つの喘息も起きずに2年が経過出来て、梅雨時の湿気に苦しむ6月は下肢に痛みが起きなかったのだと思われます。  

つづく